この記事は、伊坂幸太郎好きの筆者が「まず読むべき伊坂幸太郎の小説10選」を紹介します。
感想・レビューは、クラウドソーシングで募集しました。
またこの記事は、今回紹介する小説を無料で読む方法についても解説します。（今回紹介する作品の中では3作品が対象です）
先に結論を言ってしまうと、「Audible」の30日間無料体験を利用すれば、無料で書籍を読めてしまいます。
Audibleは、読むというよりは「聴く」ということにはなりますが、とてもいいサブスクです。
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では、「伊坂幸太郎のおすすめ小説10選」と「Audible」について解説をします。
伊坂幸太郎のおすすめ小説
伊坂幸太郎のまず読むべきおすすめの小説は次の10作品です。
伊坂幸太郎のおすすめ小説
- 砂漠
- グラスホッパー
- 死神の精度
- 重力ピエロ
- 陽気なギャングが地球を回す
- ラッシュライフ
- 魔王
- アヒルと鴨のコインロッカー
- AX アックス
- オーデュボンの祈り
砂漠
概要
入学した大学で出会った5人の大学生活を描く。
語り手の北村、軽薄で女好きな鳥井、パンクロック好きの小太りで変人な西嶋、大学一の美女でクールな東堂、明るい笑顔でシャイな南の5人の男女。
大学生活はボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。
共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。
自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春の物語。
伊坂作品の中で一番心が満たされました。大学生には特に読んでもらいたい一冊です。
感想・レビュー
女性 20代
伊坂作品の中で最もお気に入りの本です。まず、登場人物がとても魅力的です。麻雀の牌にちなんだ名前である、東西南北の4人と鳥井の主要メンバー5人、鳩麦さん、幹事の莞爾など、すべてが魅力的。一見すると馬鹿なことばかりしている5人ですが、不器用ながらも仲間想いの西嶋や、ちゃらちゃらしていても友達を大切にする鳥井など、全員優しい心を持っています。
自分もこんなメンバーで大学生活を送りたかった。
女性 20代
何かを求めて手探りで前に進もうとする青春時代が描かれている。そんな様子が砂漠という言葉にしっくり当てはまる。
これを学生時代に読みたかったと感じた。
学生時代に読んだところで、こんなにいいメンバーに出会えたかどうかはわからないが、それでもこんな学生生活を送りたかったと羨望してしまう。
この素敵な5人ならきっと砂漠でも生きていけるだろう。
西嶋は実際いたらめんどくさそうなのに、とても魅力的に描かれている。鳩麦さんもおすすめのキャラクター。
グラスホッパー
概要
なぜか魅力的な「殺し屋」の小説。
「復讐を横取りされた。嘘？」
元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、「押し屋」の後を追う。
一方、自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ使いの天才「蝉」も「押し屋」を追い始める。
それぞれの異なる思惑のもとに──。
「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は動き出す。
殺し屋シリーズの最初の小説です。語り手は「鈴木」「鯨」「蝉」の3人で、飽きずに最後まで一気に読んでしまいました。
この殺し屋シリーズは、のちに『マリアビートル』『AX アックス』へと続きます。
感想・レビュー
女性 30代
「AX」が文庫本となったので、シリーズものの始まりになっている「グラスポッパー」を読んでみました。
鈴木、鯨、蝉の3人が押し屋という殺し屋を巡っていろんな思惑が絡み合い、最後は驚くようなな展開になります。
グラスホッパーというタイトルから、蝉と同じようにバッタの意を持つ登場人物が出てくるかと思ったが、そうではなかった。作中で語られる、バッタの群生相の話がタイトルにちなんでいるようだ。
今風の殺し屋の話という感じで、純粋に楽しめた。
男性 30代
作者の伊坂氏が「今まで書いた小説のなかで一番達成感があった」と語っているだけあって、読みごたえのある本だった。
全く接点が無かった3人が、ある事件をきっかけに、徐々に接近していく。手に汗握る文章構成だった。
特に楽しめたのは、鯨の語り手の回。過去に自分が殺した相手が亡霊として現れる幻覚に悩まされているところや、ドストエフスキーの「罪と罰」を愛読して常に持ち歩いているところに惹かれた。
殺し屋という別世界に紛れ込んでしまった鈴木のチグハグ感も楽しめた。
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死神の精度
概要
ＣＤショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない。
もしそんな人物が身近に現れたら、それは死神かもしれない。
一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。
クールでどこか奇妙な死神「千葉」が出会う六つの人生を描く。
ミュージックを愛する死神「千葉」の会話がかみ合わないところが面白いです。
感想・レビュー
女性 40代
2006年の本屋大賞3位の作品です。
主人公は人間界に来た死神です。調査対象の人物が「死」を実行するのに適しているかどうかを判断するのが仕事です。
とても面白い設定で、視点も死神からになっています。6つのショートストーリーとして描かれています。
タイトルに死神と付くため、怖い話かとと思いきや、淡々とした語り口にちょっとチャーミングなところが見え隠れする死神で、とても面白かったです。不気味さや怖さはなく楽しめました。
男性 30代
千葉と名乗る死神が人間界で人間の姿で現れ、対象となる人物を一週間調査し、その生死を判断するという話です。死神でありながら、仕事の合間の楽しみはミュージック。ミュージックを偏愛している死神の様子は、かなり人間味があり笑えます。また、死神であるがゆえに、人間の常識に疎く、受け答えが少し間抜けで見ていてほほえましいです。
言葉遊びや登場人物のキャラが面白くて、読んでいて楽しめます。死神の話なのに重過ぎず、読み応えもあり面白かった。
『死神の精度』は「Audible」で聴くのがお得。最初の30日間は0円！気に入らなければ無料期間中の解約もOK！
重力ピエロ
概要
兄の泉水、二つ下の弟の春、優しい父、美しい母。
この家族には、過去に辛い出来事があった。
その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。
連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。
そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールが奇妙にリンクする。
謎解きに乗り出した兄が直面する圧倒的な真実とは。
感動の小説――。
胸糞悪いシーンもありますが、家族について考えさせるめちゃくちゃいい作品です。
感想・レビュー
男性 20代
普段は家族愛ものは読まないが、伊坂幸太郎さんの小説なので、読んでみた。結果、読んでよかった。とにかく感動した。
「春が二階から落ちてきた」こんな文章から始まる作品。情景が浮かんでくる。
遺伝子や血筋より大事なものを教えてくれるストーリー。家族全員が素敵で、特にお父さんがかっこいい。他人には計り知れない葛藤や苦しみがあっただろうが、主人公と弟はこの父から生まれて来て良かったなと思った。
少し重い設定にもかかわらず、作中に散りばめられているウィットに富んだジョークがこの本を軽快な感じにしている。
女性 20代
連続放火事件のグラフィティアートと、遺伝子のルールが関係していて、謎が少しずつ紐解かれていくというストーリー。
最初と最後の文章が印象的で良い。
過去に辛い記憶を抱える泉水と春の二人の兄弟を、読み進めるうちに応援してしまう。
最後は綺麗に伏線が回収されて、感動して泣いてしまった。
親子のつながり、兄弟のつながりが非常に尊く、この本に出合えてよかったと思った。
伊坂ファンならわかる、「黒澤」というキャラクターの登場もうれしかった。
陽気なギャングが地球を回す
概要
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、正確な体内時計を持つ女。
この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった。
しかし、あるとき思わぬ誤算が。
せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ。
奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現する。
どうやら簡単にはいかないらしい。
普段は一般人なのに、特殊な能力で軽快に銀行強盗する様子が楽しめます。オーシャンズ11みたいです。
続編として『陽気なギャングの日常と襲撃』『陽気なギャングは三つ数えろ』があります。そちらもおすすめです。
感想・レビュー
男性 40代
嘘を完璧に見抜ける、正確な体内時計を持っている、天才のスリ師、演説の達人といった、特殊能力を持った４人組の強盗団という設定がまず面白い。
銀行強盗が話の中心となるので、割とスリリングな描写があるが、タイトルの通り登場人物が陽気なので、緊張感よりもにエンターテイメントな仕上がりになっていると感じた。
全体を通して山場もあり、伏線回収もありで、きれいにまとまっているのはさすがだなと思った。
どんでん返しの応酬で、読んでいて爽快な気分になり最後まで楽しめた。
男性 30代
オーシャンズ11のようで楽しめた。
主人公の成瀬の人間性が良かった。他人の嘘が見抜けてしまうという能力のせいで恋愛に失敗した苦い過去もある。普段は市役所に勤める真面目な公務員。性格は至って沈着冷静で用意周到にもかかわらずこんなに陽気な銀行強盗団である。別れた妻の元に、自閉症の息子がいるという設定もいろいろ考えさせる場面があった。
誰も傷つけず、恐怖を植え付けないよう配慮し、速やかに軽やかに逃げ去る銀行強盗は見ていて爽快だった。
ラッシュライフ
概要
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。
父に自殺された青年は神に憧れる。
女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。
職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
幕間には歩くバラバラ死体が登場する――。
四つの物語、交錯する人生、その果てに待つ意外な未来とは。
不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。
騙し絵のような現代の話が今はじまる。
だまし絵のような小説で楽しめますよ。
感想・レビュー
男性 20代
登場人物十数名におよぶ、不思議な人生の交差を描いた物語です。殺人・不倫・失職・泥棒・強盗・宗教など、どの人物も特殊な状況下に置かれ、目が離せません。一度読み始めると騙し絵のように物語が頭の中でぐるぐる回るような感じです。
明示されていませんが、同作者の「オーデュポンの祈り」の伊藤と思われる人物が登場し、未来を予知する案山子について語っているシーンもあり、伊坂幸太郎ファンとしては楽しめました。
男性 30代
最初はあまり物語が展開されず、ゆっくり読んでいたが、5人それぞれの特殊な日常（殺人、泥棒、新興宗教など）の中で赤いキャップや犬、バラバラ死体などの共通点が浮かび上がるにつれ一気に状況が変わります。最後の方はあっという間に読み終えてしまいました。
このキーワードがどうつながっていくんだろうという楽しみが、読み進むつれて増していきます。とても楽しかった。特に黒澤視点の話が好きでした。
魔王
概要
魔王とは何者なのか？
魔王はどこにいるのか？
世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。
会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。
自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を使い、1人の男に近づく。
物語は、5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに語られる。
何気ない日常生活に流されることの危うさを綴る物語。
相手に強制的に念じたことを発言させるという能力をどう使うかが面白い！そして忍び寄る影も…。
感想・レビュー
女性 20代
「魔王」と「呼吸」で兄と弟それぞれの生き方、考え方が描かれています。
国民がゆっくり、また少しづつ大きな渦に飲まれていっているような描写が面白かったです。それに違和感を覚える兄の能力を監視しているかのような人物に不気味さを感じつつも、緊張感を楽しめました。
ファシズムや憲法改正、全体主義など、なかなか小説の題材としては難しい話題が多く取り入れられており、作者の本気度が伝わってきた。
女性 20代
少し変わった能力をもっていることに気づく安藤兄弟。「魔王」は兄の話で、「呼吸」は弟夫婦が暮らすその5年後の話。
なにか巨大なものに巻き込まれている不安感・緊張感がじわじわと続く話。
とてもよかった。超能力というファンタジーなのに、現実味というか、どこか説得力があって、他人事とは思えない小説だった。
アヒルと鴨のコインロッカー
概要
引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。
初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。
彼の標的は――たった1冊の広辞苑!?
そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ！
注目の気鋭が放つ清冽な傑作。
なぜ彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきたのか予想してみてください。
感想・レビュー
男性 40代
「椎名という大学生の現在の物語」と「琴美という女性の2年前の物語」が同時に描かれている。
現在と2年前の話が交互に書かれており、叙述的な何かがあるなと疑っていた自分でも、最後まで楽しめた小説。
繋がるはずのない2年前の事件と現在の本屋襲撃が次第に繋がっていく。
ストーリーに音楽が加わるところは伊坂氏らしくてよかった。ボブ・ディランの歌声を聴いてみようと思った。
女性 30代
タイトルからはどんな話なのか全く想像がつかなかったが、読み終わった今はぴったりのタイトルだと思った。
展開が予想できない物語は久しぶりで、ワクワクしながら読めた。ストーリーも面白いが、伊坂幸太郎さんの小説らしい独特の言い回しやかけあいが好きだ。
最初は物語がだらだらと続く感じに思えたが、後半は夢中で読んでいた。伏線がたくさん散りばめられていて、2回目を読んでしまうほど面白かった。 ２年前の物語の真相を知った今、登場人物それぞれの心情を想像すると、いろいろな感情がこみ上げてくる。
AX アックス
概要
「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれている。
兜が殺し屋を辞めたい、と考えはじめたのは克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。
こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん知らない。
引退したい恐妻家の殺し屋。設定だけでおもしろいです。
伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く作品ですが、前作を読んでなくても楽しめる作品です。
感想・レビュー
男性 20代
大好きな伊坂幸太郎殺し屋シリーズ。
妻を恐れて縮こまる父と腕利きの殺し屋の二つの顔を持つ兜。殺し屋としてのスペックと経験値は最上級だが、奥さんのことは全く分かっておらず、そんな人間味あふれるところが笑える。
友情と愛情に満ちた一冊で、涙が浮かぶ殺し屋小説。物語としても最後はいい着地点で、さすがの回収力だと思った。
女性 30代
妻とのやりとりから得られたノウハウをすべてノートに書き溜めたにもかかわらず、全く会話覚えてないところと、超一流の殺し屋としての姿にギャップがありすぎて萌える。息子の克己とのやり取りも微笑ましくていい。
最終章のFINEでいつもの飄々とした雰囲気が、一気に愛情や友情の話に変わり、思いがけない方向へストーリーが傾いていく。いい意味で裏切られた気分になる。
『AX アックス』は「Audible」で聴くのがお得。最初の30日間は0円！気に入らなければ無料期間中の解約もOK！
オーデュボンの祈り
概要
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。
江戸以来外界から遮断されている「荻島」には、妙な人間ばかり住んでいた。
嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシなど。
次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。
未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのだろうか？
伊坂幸太郎のデビュー作。
伊坂幸太郎デビュー作としてぜひ読んでもらいたい一冊です。
感想・レビュー
男性 20代
この話の鍵を握る存在である、未来を予知できる案山子という設定に引き込まれる。作品としてはファンタジー＆ミステリーという感じだが、あくまで現実に実際あるかのような世界観はすばらしい。不思議な雰囲気というか魅力がある。
住民から聞いた「この島には、大切なものが最初から欠けている」という謎の言い伝えを模索していく主人公。それを考えながら読むのが楽しい。
2000年の第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した小説です。
女性 20代
小難しい感じの小説かと思ったら、全くそんなことはなく、想像以上に読みやすくてファンタジーな世界観が心地よかった。
主人公の伊藤は「未来がわかる案山子はなぜ自分の死を阻止できなかったか」という疑問を持つことでストーリーが進んでいく。読んでいて違和感のある部分が最後に全部つながってすっきりする。また、キャラクター描写が詳細で世界観に引き込まれていく。
終盤のきれいな結末と共にパズルがはまっていくような爽快感は、デビュー作とは思えない。
以上、伊坂幸太郎のまず読むべきおすすめ小説10選でした。
では、次はそんな小説を無料で聴ける「Audible」について解説します。
今回紹介した作品では「グラスホッパー」「死神の精度」「AX アックス」が、Audibleの聴き放題対象作品です。
Audibleとは？
Audible（オーディブル）とは、Audible.Inc.がサービス販売しているオーディオブックサービスです。
現在は、Amazonの傘下に入っています。
オーディオブックサービスとは、朗読した本をスマホで聴くことができるサービスのことです。
Audibleで聴くことができる本は、小説のような文学作品だけでなく、自己啓発・政治・経済・投資・金融・教育・学習など、約12万冊以上の作品が聴き放題です。
聴き放題の作品は、本だけでなくポッドキャストにも及びます。
書籍の朗読については、プロのナレーター、声優や俳優が担当しているので、それぞれの読み方を楽しむということもできます。
紙の本や電子書籍にはない読書体験を味わえるのがAudibleです。
Audibleのメリット・デメリット
次は、Audibleのメリットとデメリットを解説します。
Audibleのメリット
Audibleの最大のメリットは、「別のことをしながら本を聴くことができる」ことなのですが、これはAudibleのメリットというより、オーディオブックサービス全般に言えることです。
そのため、以下には他社のオーディオブックサービスと比較したメリットを挙げました。
Audibleのメリット
- 12万冊以上の作品が聴き放題
- オフライン再生可能
- プロの声優や俳優の朗読も楽しめる
- Audibleでしか聴けない本やポッドキャストも多数
- バックグラウンド再生ができる
- 最初の30日間は0円
- 無料期間中の解約が可能
- 無料体験後は月額1,500円
上記の中でも、特に優れた点を解説します。
12万冊以上の作品が聴き放題
Audibleは、他社のオーディオブックサービスと比較して、聴き放題の作品数が圧倒的に多いです。
Audible以外の有名なオーディオブックサービスは、『audiobook.jp』や『ヒマラヤ』などがありますが、作品数はケタが違います。
| Audible | audiobook.jp | ヒマラヤ | |
| 聴き放題対象の作品数 | 120,000点以上 | 15,000点以上の中から一部 | 4,000点以上？ |
| 月額料金 | 1,500円 | 1,330円 | 750円 |
最初の30日間は0円＆無料期間中の解約が可能
最初の30日間は無料体験期間です。
また、Audibleが気に入らなければ、無料体験期間中の解約も可能です。
もちろん無料体験期間中の解約で料金が発生することはありません。
無料体験後は月額1,500円
ひと昔前は聴き放題の作品数が少なく、どうしても月額料金を割高に感じてしまうものでした。
しかし、今では月額1,500円で12万冊もの作品を聴くことができます。
コストパフォーマンスを考えれば安いくらいです。
下の「Audible 公式」のリンクから、無料体験の登録ページにとぶことができます。
一度登録してみて気に入らなければ、無料体験期間中に解約することも可能なので、完全に0円で試すこともできます。
Amazonのアカウントをもっていれば、1分ほどで登録完了です。
では、次にAudibleのデメリットについて説明します。
Audibleのデメリット
Audibleのデメリットは、以下のようになっています。
Audibleのデメリット
- 「聴き放題対象外」の本もある
このデメリットは、Audibleのデメリットというより、オーディオブックサービス全般に言えることです。
「聴き放題対象外」の本が何冊あるかは公開されていませんが、少なくとも数十万冊はあるようです。
「聴き放題対象」の本は12万冊以上あるため、月額1,500円で充分楽しめるものの、すべての本が聴き放題というわけではないので注意が必要です。
下の画像のように「聴き放題対象外」のマークがある本を聴きたい場合は、単品で購入となります。
この単品購入は、Audibleの聴き放題の会員でなくても購入して聴くことができます。
ちなみに、Audibleの聴き放題に登録すれば、「聴き放題対象外」の本を会員価格の30％引きで購入できます。
この30％引きは、無料体験期間であっても適応されます。
下の「Audible 公式」のリンクから、無料体験の登録ページにとぶことができます。
次は、Audibleのようなオーディオブックサービスを取り扱う他社との比較について解説します。
他社比較の結果を先に述べると、やはりAudibleが最もおすすめです。
他社のオーディオブックは？【サービス比較】
Audible以外のオーディオブックサービスには、どのようなものがあるのか説明します。
Audible以外の有名なオーディオブックサービスは、『audiobook.jp』や『ヒマラヤ』などがあります。
結論から先に述べると、オーディオブックサービスは、断トツでAudibleが優れています。
理由は、Audibleは「聴き放題対象の作品数が圧倒的に多いこと」と「有名作品が豊富にあること」です。
以下の表で比較してください。
| Audible | audiobook.jp | ヒマラヤ | |
| 聴き放題対象の作品数 | 120,000点以上 | 15,000点以上の中から一部 | 4,000点以上？ |
| 月額料金 | 1,500円 | 1,330円 | 750円 |
聴き放題対象の作品数はAudibleが桁違いに多いです。
audiobook.jpは、聴き放題の対象作品数が明確に分からず、「15,000点の作品の中から、聴き放題対象のものを聴き放題プランで聴くことができる」というはっきりとしないものになっています。
ヒマラヤに関しては、聴き放題の対象作品数についての説明がなく、「4,000冊以上のオーディオブックがある」という非常にあいまいな説明しかありません。
ラインナップに関してもAudibleが優れています。
Audibleは、「村上春樹の小説」「池井戸潤の小説」「ハリーポッターシリーズ」といった、最近の小説や実用書などが豊富にありますが、audiobook.jpやヒマラヤはどちらかというとマイナーな作品が多く、有名作品の品ぞろえがAudibleほどよくないです。
特にヒマラヤは、海外のまったく知らない作品が結構多く、月額750円でも割高に感じてしまいます。
値段に関しては、Audibleが月額1,500円と最も高額になっていますが、その分作品数の多さと有名作品の豊富さから、最もコスパがいいと言えます。
コスパで考えると、Audibleの1,500円はむしろ安いと思えるくらいです。
Audible無料体験の登録方法
無料体験の登録方法は簡単です。
Amazonのアカウントをもっていれば、1分ほどで登録完了です。
では、順に解説していきます。
まずは、以下のリンクから、Audibleの公式ページへ移動します。
次に「30日間の無料体験を試す」をクリック。
次に、Amazonアカウントをもっていればパスワードを入力して「サインイン」。もっていなければ、「Amazonアカウントを作成」をクリック。
Amazonアカウントをもってる、もしくはAmazonアカウントを作成できれば、以下のようなページになるので、下に画面をスクロール。
すると、支払い方法を選択する項目があるので、支払い方法を選びます。
最初の30日は無料体験なので、￥0と表示されていることを確認してください。
確認後、下にある「30日間の無料体験を試す」をクリック。
以上で完了です。
あとは本を選択して聴くだけです。
Audibleのよくある質問
よくある質問について解説します。
無料体験中の解約は可能ですか？
無料体験中の解約は可能です。
解約後は、ライブラリーに入れてある本も聞けなくなりますが、単品購入した商品は聴くことができます。
「聴き放題対象」と「聴き放題対象外」はどのように見分けますか
聴き放題の会員になった場合、次のように「聴き放題対象」と「聴き放題対象外」を見分けます。
下の画像のように「聴き放題対象外」のマークがある本は、単品で購入する必要があります。
マークがない場合は「聴き放題対象」となります。
伊坂幸太郎のおすすめ小説とAudible【まとめ】
まず読むべき伊坂幸太郎のおすすめ小説は、次の10冊です。
伊坂幸太郎のおすすめ小説
- 砂漠
- グラスホッパー〔Audible聞き放題対象〕
- 死神の精度〔Audible聞き放題対象〕
- 重力ピエロ
- 陽気なギャングが地球を回す
- ラッシュライフ
- 魔王
- アヒルと鴨のコインロッカー
- AX アックス〔Audible聞き放題対象〕
- オーデュボンの祈り
上記のうち「グラスホッパー」「死神の精度」「AX アックス」の3作品が、Audibleの聴き放題対象作品だよ。
「伊坂幸太郎の小説をお得に読みたい！」「本を読みたいけど時間がない！」という方は、Audibleを利用してください。
「コストパフォーマンス」「聴き放題の本の多さ」「有名作品の豊富さ」から、他のオーディオブックサービスとは比べ物にならないくらいAudibleが優れています。
仕事が忙しいときでも、通勤、家事、ランニング中に読書ができるので、生活の質がぐんと上がります。
下の「Audible 公式」のリンクから、無料体験の登録ページにとぶことができます。
僕も毎日利用している、自信をもっておすすめできるサブスクです。